いつも新作布をフライング販売する香港の布屋さんFO:REST Fabricと思しきアカウントが、先日作ったechino sambarのエプロンにいいねしてくれてたのでなんとなくクリックしてみました。
そこに見覚えのないカラーリングのechino bigberryを発見。
しかも開いてみると2017コレクションって書いてある!?
echinoからダブルガーゼを久しぶりに出すというのはちらっと聞いていますが、bigberryの話は初耳!
bird song や sambar までいるし、なんなのこれは!
さっそく調査です。
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国内には情報なし。海外ではもう発売?
あんのじょう国内では業者さん止まりなのでしょうか。一般には発表もされていなければ販売もされていません。
(発表どころかぬるっと店舗で売り出すのが普通ですけどね)
海外のファブリックショップでは普通に販売されているようなので、間もなく日本でも発売となるはず。
とりあえずは写真のきれいなFO:REST Fabricを丹念に見てみます。
big berry(2012年)
わたしにとっては、はじめて購入したechinoの生地のうちのひとつで、キャンバスではなくW巾のシーチングという使い勝手の良さもあってかなり買い込んだのが青いbig berryです。
いろんな店舗で在庫を買い漁ってここ数年はもう手に入らなくなっていたのですが、それでも求め続けていたわたしの最も愛する布。
これが本当に復刻どころか定番化となれば、興奮のあまり今度こそ一反買ってしまうかも。
すこし落ち着いて商品説明をよく見てみると、W巾シーチングではなく110cmのハーフリネンキャンバスのようです。
地の麻色が強くなると多少は印象がかわってくるでしょうが、特にグリーン✕オレンジなんてそのほうが映えるだろうし、再会なのに新鮮な気持ちでとても楽しみ。
新色のグレーもかわいい。
sambar(2015年)
10周年の記念コレクションのうちのひとつで、2012年のbuck(decoro)から続くメガネをかけた鹿とドットのパターンです。
これもシンプルで誰からも好まれるデザインなのでよく使っています。
生成り✕ドットが無地のビビッドカラーと合わせるのにバランスがよくて重宝しているので、生成りベースの2色が加わることにわくわくしています!
グレー地にネイビーのドットもいいですね。sambarは特に定番化を意識した色展開になっています。
bird song(2010年)
かなり古いコレクションなのでわたしは福袋に入っていたナイロンしか持っていませんが、初期のechinoらしいシンプルでかわいらしさの際立つデザイン。
あまりアレンジを加えず、ベースがすべて生成りになり、パープルがネイビーになった程度です。
これもネイビーが素敵。
近年のechinoではネイビーが増えましたね。これも古家悦子さんのいまの気分なんでしょう。
ひとりのデザイナーさんを追いかけるということは、そういう気分を感じることでもあっておもしろいです。
スペイン、アメリカではstoryも発見
スペインのnunoyaではこれもまた見覚えのないカラーリングのstoryが。
この時期多かった赤・オレンジ・グレー系のミックスのかわりに、やはりネイビー・ブラック系が追加。
ネイビー、グレー、ブラック系でまとまってしまわずに、イエローやオレンジを差してくれるのが北欧テキスタイルとの違いでありechinoの魅力でもあります。
これが不思議と和の雰囲気をかもし出し、海外での人気につながっているようです。
echino standard とは?
さてさて商品写真を見ていると、なにやら布耳に「echino standard」の文字が。
ここにも。
こちらにも。
Standard というくらいだから、今後定番化してずっと売っていくシリーズになるんでしょうね?という期待を込めた予想です。
ときどき新色を加えながら、いつでも買える布になるともっと愛されるでしょう。
わたしはますます bigberry を愛して使いたおします!